中国アニメファンの暑い夏!
2013CCG(China Cartoon Game Expo中国国際動漫遊戯展)開催!!
国内外325企業が参加した今回のCCG、メディアの報道によると、会期5日間で21.3万人が来場。展示会における交易金額も18億元(うち現場の商品販売が3500万元)と、いずれもこれまでの記録を更新した。
さらに来場者のうち、16歳から35歳の消費者層は、1人平均2000元を消費するなど、アニメ、書籍、ゲームなどのコンテンツ対する旺盛な消費欲を見せていた。
会場には中国で人気の国内産ネットゲームのブースや商品展示のほか、日本のバンダイや集英社、小学館、角川、アニメイトといった企業もブース出展。いずれのブースもアニメファンたちが集まり、角川やアニメイトなどでは、ブース入場待ちの来場者の列が出来るほどの賑わいを見せていた。
中国でも人気を集めた角川ブース(左)と集英社ブース(右)
中国では近年、新たな文化産業の振興策として「動漫(アニメコンテンツ)」を積極的に支援している。しかし、ネットゲームでは国内産のコンテンツも人気が集まっているものの、アニメやアーケードゲームにおいては海外作品が根強い人気を得ている。いまだに海外作品の流入に慎重な態度をとっている中国では、日本のアニメがテレビ放映される機会はほとんどないのだが、インターネットの無料動画サイトの普及により、テレビ放映された『一休さん』以外にも、『ガンダムシリーズ』、『ドラゴンボール』、『聖闘士星矢』、『ナルト』、『ワンピース』といった作品が人気を集めており、そうしたジャパンコンテンツへの人気の高さを十分に感じることの出来るイベントであった。
また、各社ブースのコンパニオンのほかにも、中高生を中心としたアニメファンのコスプレが会場のいたるところで見られ、日本流のコンテンツの楽しみ方も中国の若者世代に浸透している様子が感じられた。
思い思いのキャラクターに姿を変えたコスプレイヤーたちが会場に彩を添えた
イベントの現場レポ9月初旬発行の『China Brand News Vol.17』に掲載予定。